母になって3カ月を過ぎる。味わったことのない多幸感と共に、高齢出産の賜物(?)なのか、身体のあちこちに不調が出始めた。関節痛や視力の低下、お肌の調子も不安定に。医者によれば、産後のホルモンバランスの崩れはもちろん、育児ストレスによる部分も大きいらしい。肌ケアにはメディプラスという味方がいるが、授乳期にむやみに薬や栄養剤を飲むことはできない。
だからここ最近、私が自分自身に処方している薬は「ハグ」だ。つらい時ほど、ぎゅっと長く子どもを抱きしめる。私よりもずっと小さく、体温の高いその体に触れると、こみ上げる愛おしさで、いつの間にか日々の大変さが帳消しになっていく気がする。
たくさんのお祝いのお言葉、ありがとうございます
おかげさまですくすくと育っています。
40を過ぎた新米ママにとって、
つめ切りはおっかなびっくり!
ただの気休めと思いきや、これは科学的に証明された「ストレスオフ」の方法らしいから驚きだ。たった30秒のハグで、1日の3分の1のストレスがオフされるという。しかも愛情をもってハグをすることで、ハグした側にも脳内で幸せホルモン※の分泌が促進され、ストレスの軽減に効果があるのだそうだ。
なんとこれ、自分自身の肩を抱くセルフハグや、両手で包むように肌に触れるお手入れでも効果があるらしい。こうなるとスキン「ケア」を超えた、スキン「ハグ」だ。そのおかげか、笑ってしまうほど動かなかった身体も、最近は調子のいい日が多くなってきた。
この先、まだまだ続いていく子育てという道のり。ストレスと向き合い、日々を笑顔で過ごすために何ができるかをひとつずつ考えていきたい。
※幸せホルモン・・・セロトニンやオキシトシンなど、ストレスをオフし心に安らぎを与えてくれるホルモンのこと。

PROFILE
株式会社メディプラス代表取締役 社長 恒吉 明美
1973年生まれ。自らの肌悩み解決のため、皮膚科勤務を経てメディプラスゲルを開発。
近年、肌と心の関係性に着目し、ストレスオフ活動(オフ活)を推進中。